目が覚めたら、そこには小さな、でも俺にとっては大きな幸せだった。

 

 

 

 

4、litle

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝、目覚め悪く目が覚めた。

昨日泣きじゃくった所為か、目の下がひりひりした。

泣いたって戻りはしないのに。

そう思うとまた目頭が熱くなる。

上半身を起こすと冷たい風が隙間から遠慮なく入ってくる。

ふと、布団に重みを感じた。

足元の方だった。

目線を、向けた。

 

本当、自分の目を疑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこにはまぎれもなく、桜埜潤祈の姿があったのだから。

 

 

 

 

最初は何でここに人がと焦って警察でも呼ぼうかと思った。

そうして行動しようとするとその人は寝返りをうち、顔がこっちへと向かれる。

 

 

 

 

困惑とかの前に、涙が、でた。

 

 

 

 

 

 

 

理解する前に涙がでてしまった。

体が素直ということばはその通りだと思う。

脳に行く前に。

目は察知したのだから。

そこに存在するのは間違いなく

桜埜潤祈、だと。

 

呆然するしかなかった。

何でこんなところに?

死んだんじゃなかったのか?

どうして寝てるんだよ?

寒くないのか?

今すぐ、起こしたかった。

起こして抱きしめたかった。

 

 

 

 

愛しい愛しい君。

そこに存在するにはあまりのも小さく。

けれど俺から見た存在はとてつもなく大きかった。

 

 

 

起こさずに待つが、早く会いたいと待ち遠しかった。

目覚めてしまえ。

俺に気付けよ。

もう目覚めたよ。

こんなに想ってるんだから早く

 

 

目、覚まして。

こんなにも愛しいと想うのは二度目。

こんな感覚味あわせないで。

二度、だ。

苦しい、苦しい苦しい、愛しい。

 

 

 

 

 

 

愛しい。

 

 

 

 

 

 

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